犬のコーム、プロ仕様がおすすめ!100均のは?使い方も。  

愛犬のお手入れグッズの一つに、コームがあります。
人間も使いますが、犬のコームは種類もいろいろ。プロ仕様の高価なものから100均までお値段もピンキリです。おすすめはやはりプロ仕様なのでしょうか。100均コームはどうなのでしょう?今回はコームの選び方、使い方から注意点まで、気になることを紹介していきます!

ぜのぜの

こんにちは。ぜのぜのだよ!
コームってぜのには必需品らしい!

犬のコームってなに?

コームとはいわゆるクシのことですが、犬用のコームとはどんなものなのでしょう?
どのような時に、どんな使い方をするのか見ていきましょう!

コームの特徴

犬用のコームは、細長い歯が一列に並んでいるもので、人間が使うクシと形状は同じですが、その1本の中に粗目の部分と細目の部分とに分かれているのが一般的です。
また、スチール製で折れにくくできているものが多いです。

コームをかけたほうがいい理由

ではなぜ、わんちゃんにもコームを使うのでしょうか?
ブラシをかけることをブラッシングというのに対し、コームで整えることをコーミングと呼びます。
コーミングは主に、ブラッシングの後、粗目の方で最終的に全体の毛流れを整えたり、細目で顔まわりの細かい部分を整えてあげる時に使います。
つまり、仕上げの段階ですね。

せっかくのお手入れが中途半端で終わらないよう、最後まで綺麗に仕上げてあげるのは大切なことですし、コームはわんちゃんも気持ちがいいようで、リラックス効果があるようです。ぜひコームを活用したいですね。
そのほか、コームをかけることで毛玉の有無を発見できますし、毛玉をほぐす時にも使えます。飾り毛をカットする時にはコームは必需品ですね。よく、トリマーさんがやっているアレです。

犬のコーム、プロ仕様とは

プロの方たちが使っているコームですが、実際にはどんなコームを使っているのでしょうか。

まずは犬のことを第一に考えて、皮膚や毛に負担を与えない物。そしてプロの方たちは長時間お仕事でコームを使われるので、軽くて持ちやすい物。あとは丈夫で長持ちする物のようですね。

コームの構造

コームはその構造の違いによって「切り込みグシ」と「植え込みグシ」の2種類があります。

切り込みグシ
人間が使うクシのようなもので、1枚の板にたくさんの切れ込みが入ってクシの歯状になっているものです。人間用では、プラスチック製やツゲのクシなどがありますよね。

注意
人間用の「切り込みグシ」は、歯の部分に柔軟性がなく、クシの通りが悪いので、切れ毛を起こしやすく、犬のコーミングには向いていないません。

植え込みグシ
ベースとなる板の上に歯であるピンをたくさん埋め込んだ物で、歯が細いので柔軟性があり、クシ通りも良いため、犬のお手入れには最適。「ピンコーム」とも呼んだりします。

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犬のコームの使い方

コームの使い方をご紹介します。
コームの使い方は、ダブルコートの犬とシングルコートの犬によって少しちがいます。

  • ダブルコート
    最終的なアンダーコートを除去するのに使います。コームを寝かせながら、親指とコームで毛を挟むようにしながら抜け毛を取り除きます。

  • シングルコート
    コームには一般的に粗目の部分と細目の部分がありますので、粗目の方で全体の毛並みを整えてあげます。

どちらも同様に、顔回りの毛を整えてあげる時にも使います。
いずれの場合も、コームを持つ時は真ん中を持たずに、使用する歯が並ぶ方と反対側の方を親指と人差し指と中指とで軽く持つようにしましょう。

ブラッシングの手順

わんちゃんのブラッシングの手順は、その犬種によって違ってきますので、順番に説明します。

①ダブルコートの短毛種

ラブラドール・レトリーバー

引用:いぬのきもち

柴犬、ラブラドールレトリバー、ジャックラッセルテリア、ブルドッグ、ビーグルなど

1、お顔の額や頬のあたりを、目から頭の方に向かってラバーブラシをかけます。抜け毛が目に入らないように注意が必要です。大人しいわんちゃんの場合はスリッカーブラシを使ってもよいでしょう。

2、犬を立たせた状態で、首から背中にかけて、毛並みに沿ってスリッカーブラシをかけていきます。ブルドッグなど、首の皮膚にたるみのあるわんちゃんは、そこを反対の手で持ち上げながらかけていきましょう。脇腹やしっぽにかけても同様にスリッカーブラシをかけます。その後、ピンブラシやコームを使って毛並みを整えます。最後に獣毛ブラシで艶を出してあげると、さらに美しく仕上がりますよ。

3、胸からお腹にかけてはできるだけ地肌に触れないよう、やさしくブラッシングしていきます。顎の下→胸→お腹という順で、毛並みにそってスリッカーブラシをかけていきましょう。横になった体勢で行うのがよいです。

4、足は最も汚れやすく、ダニやノミもつきやすい場所なので、コームを使ってしっかりチェックしましょう。その後、同じくスリッカーブラシをかけてアンダーコートを取り除いていきます。

POINT
ダブルコートの短毛種のわんちゃんは、毛並みを整える・足周辺のノミダニチェックにコームを使いましょう。

②ダブルコートの長毛種

チワワ、ミニチュアダックスフント、ポメラニアン、ゴールデンレトリバー、シェットランドシープドッグなど

1、短毛犬と同様、目から頭の方に向かってブラッシングをします。スリッカーブラシを用いますが、長毛犬でも頭の毛が短い、チワワやダックスフント、ゴールデンレトリバーなどのわんちゃんには、地肌を傷つけてしまうといけないので、ラバーブラシを使いましょう。いずれも抜け毛が目に入らないように気を付けてください。

2、首から背中にかけて、毛並みにそってコームやスリッカーブラシで毛のもつれや毛玉を見つけていきます。発見したら、毛玉の先の方からやさしくほぐすように梳かしてあげましょう。ブラシ通りがよくなったら、スクラッチャーなどでアンダーコートを取り除き、全体的にピンブラシやコームで整えてあげます

3、胸からお腹にかけては肌が柔らかいので注意しましょう。毛に覆われてみえませんが、乳首もありますので、傷つけないように細心の注意が必要です。顎の下から胸、お腹という順でかけていきますが、寝かせながらの方が安全です

4、足は、コームを使ってダニやノミがついていないかよく確認をして、スリッカーブラシでアンダーコートを取り除きます。最後はピンブラシやコームで整えてあげましょう。

POINT
ダブルコートの長毛種のわんちゃんは、毛並みを整える・最後の仕上げ・足周辺のノミダニチェックにコームを使いましょう。
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③シングルコートの短毛種

パグ

引用:みんなの犬図鑑

チワワ(ショート)、パグ、ボストンテリア、ミニチュアダックスフント(スムース)、ミニチュアピンシャーなど

1、目の周りをマッサージをかねてなでてあげましょう。フレンチブルドッグなど目の大きいわんちゃんには、危険なのでコームは使わないようにしましょう。鼻の上にシワのあるわんちゃんは、そこに汚れがたまりやすいのでコットンなどで拭き取ってあげます。額から頭にかけては、ラバーブラシで軽くこするようにしてあげましょう。

2、毛玉ができることはまずないので、首から背中はラバーブラシをかけてあげるとよいです。シングルコートのわんちゃんは、ファーミネーターを使うと、死毛以外にも健康な毛まで取り除いてしまうこともありますので、あまりおすすめしません。ラバーブラシでこすってあげるのがよいでしょう。脇からしっぽにかけても同様です。皮膚にたるみのあるわんちゃんは、反対の手で持ち上げながらかけてあげます。仕上げに獣毛ブラシをかけてあげると艶が出て美しくなりますよ。

3、顎の下から胸、お腹にかけてもラバーブラシをかけていきましょう。小型犬は、胸を手で支えて、後ろ足で二足立ちになってもらうとお手入れしやすいです。

4、足は汚れやすい場所なので、コームを使って、ノミやダニの付着をチェックしましょう。その後、ラバーブラシをかけてあげます。小さなわんちゃんの場合は飼い主さんの手で軽くこすってマッサージしてあげるだけでも十分です。

POINT
シングルコートの短毛種のわんちゃんは、基本的にはコームは必要ありません。足周辺のノミダニチェックにコームを使用してもOKです。

④シングルコートの長毛種

トイプードル、ヨークシャテリア、マルチーズ、パピヨンなど

1、顔の毛並みにそって目から頭の方へスリッカーブラシをかけます。鼻周辺はコームの方が扱いやすいでしょう。しかし顔にコームを当てるときは、目に入らないように、また抜け毛が目に入ることも避けなければならないので、ブラッシングは気をつけながら行いましょう。

2、首から背中にかけてコームやスリッカーブラシをかけ、毛玉や毛のもつれがないか確認します。見つかった場合は、毛先の方からやさしくとき解していきます。アンダーコートがないので、びっくりするような抜け毛は出ませんが、死毛はあるので、スリッカーブラシでそれを取り除いていきます。最後はコームかピンブラシで毛並みを整えてあげましょう。

3、顎の下から胸、お腹にかけては毛並みに沿ってラバーブラシをかけてあげましょう。地肌が柔らかく、傷つきやすい場所なので注意します。最後は、ピンブラシかコームで整えてあげます。

4、足は汚れやすい場所なので、ダニやノミのチェックをしっかり行います。その後スリッカーブラシを軽くかけ、毛のもつれをほぐしたら、ラバーブラシで死毛を取り除いてあげます。

POINT
シングルコートの長毛種のわんちゃんは、鼻周辺や首から背中の解きほぐし・毛並みを整える・最後の仕上げにコームを使いましょう。

100均に犬用コームは売っている?

さて、最近では100均でもペットグッズをいろいろ見かけるようになりました。
スリッカーブラシやコームも100均で売られているのです。

100均のコームってどうなの?

引用:100円図鑑

100均では、「犬猫用ノミ取りグシ」という商品名で売られています。
持ち手がプラスチックで、歯はステンレス製です。愛犬のサイズで選べるように、大きさが2種類あります。
ペットショップで売っている物に比べると、やはり作りはチープな感じがあり、粗目と細目にも分かれていません。外出先など、気軽に使う程度であれば問題ないでしょう。

コームを使う際の注意点

コームはわんちゃんのお手入れに必須アイテムだということがわかりましたね。
しかし使い方を誤ると、大事な愛犬に毛がを負わせてしまったり、重大な事故にも繋がりかねません。注意事項をしっかり守って、使うようにしましょう。
それでは、コームを使う際の注意点です。

  • 力を入れすぎない
  • 毛玉を無理やり取らない
  • 引っ張らない
  • 目に入らないように注意

力を入れすぎると、わんちゃんの地肌を傷つけてしまう恐れがあります。
毛玉などを無理やり取ろうとしたり、毛を引っ張ってしまうと痛がり、ブラッシング自体を嫌いになってしまいます。

やさしく、毛先の方から少しずつほぐすようにとかしていきましょう。
また、顔にコームを当てる際には目に入らないように十分注意して行ってくださいね。

さいごに

コームはどの犬種のわんちゃんにも、ブラッシングの最後の仕上げで使うものなので、お手入れグッズとしてまず最初に揃えておきたいものですね。コームで毛を梳かしていると、毛玉を発見することもありますから、愛犬の状態を知るのにも役立ちますし、裏技として、スリッカーブラシやピンブラシにくっついた毛を取り除く時に便利だったりもして!いろいろな使い方がありますよね。コームの種類は細かく分けるとたくさんあります。お値段もまちまちです。いずれにしても、使いやすく丈夫で安全なものを選ぶようにしたいですね!

ひとこと

ぜのぜの

コームを使うと毛が綺麗になる!
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