犬のブラシの種類。選び方や、毛玉取りにおすすめは?短毛や豚毛、コームなど!

犬のブラッシングは、ブラシの種類が沢山。長毛や短毛など犬種も様々ですし、ブラシにもラバーブラシ・コーム・ピンブラシ・豚毛など沢山ありますね。ブラシは、用途によって使い分けることが大切!毛玉取りにはどれがおすすめか、このブラシはどの犬種に使えばいいのだろうなど、ブラシの選び方をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

ぜのぜの

今回はブラシについてだね。ぜのは毛が命って感じだから毎日やってもらってるよ!

犬にブラシをする目的は?

まず大切な事は犬にブラッシングをする目的です( `ー´)ノ
知ってるよ~という方はブラシの種類までスキップしちゃってください!

犬のブラッシングの目的は、大きく分けて3つ。

  • 毛のもつれや毛玉の除去
  • 死毛を落として抜け毛を除去
  • ほこりやノミ・ダニを取り除き、衛生面を保つ

犬には、毛が大量に抜ける「換毛期」というものがあります。
換毛期は、夏の毛と冬の毛が入れ替わる時期。本当に大量に抜けます…(笑)

特に、ダブルコートの犬種は長毛・短毛に関わらずかなりの量の毛が抜けるんです。ダブルコートの犬種を飼っている方は換毛期の時期には、抜け毛にかなり悩まされているのではないでしょうか。

ぜのぜの

ボスは掃除機かけてもすぐ毛が落ちてるって嘆いているぞ。ぜのは知らんけど( ̄ー ̄) 

MEMO
ダブルコートとは、オーバーコートとアンダーコート、2種類の毛をもつ犬種。気温の変化に順応するためにこういった生え方になりました。ですので、四季があるところや、寒いところで生まれた犬種だと言われています。

毛のもつれや毛玉の除去

ダブルコートはとくに抜けると紹介しましたが、シングルコートの長毛種もブラッシングをせずに放置しておけば、毛がもつれたり毛玉ができます。
そうなってしまってからブラッシングをすると、犬の皮膚にも負担がかかるためこまめなブラッシングが必要です。

人間もブラシで髪をとかさないと絡まってしまうことがありますよね。わんちゃんもそれと同じ。身だしなみを整えてあげることが大切です!

死毛を落として抜け毛を除去

抜け落ちるべき毛のことを死毛といいます。撫でただけで手にたくさん毛が付いてきた!なんてことありませんか?

そういった毛をしっかりと取り除いてあげないと、皮膚への風通しが悪くなってしまいます。それにより、皮膚に炎症をを起こしてしまうことがあるので気を付けましょう。

さらに、死毛は簡単に抜け落ちるので部屋中毛だらけになってしまいます(;゚Д゚)しっかりと抜いてあげることも大切です。

ほこりやノミ・ダニを取り除き、衛生面を保つ

ブラッシングは、衛生面を保つためという大切な役割もあります。

ブラッシングをすることで、ほこり・ノミ・ダニなどが付いていないかをチェックして、見つけたらすぐ取り除くことができます。また、お散歩帰りに何かつけてきていないかなどもチェックすることができますね。

ぜのぜの

枯葉とかドロボウとかめっちゃ付いてくる(笑)

そうそう、ドロボウとか結構付いてくるんですよ~(;^ω^)私たちも小さいころ良くつけてきてました(笑)

話しがそれてしまいましたが、つまり、ほこりや異物が毛に着いたまま・毛の中に絡まっている状態、皮膚にくっついている状態だと、痒みの原因だったり、皮膚炎を起こしてしまいます。

ノミやダニだとさらに大変。毛の中で繁殖して病気を引き起こしてしまう可能性もあるんです。
そういったものを取り除くと同時に、皮膚の異常を発見しやすくなるので小まめなブラッシングはとても大切なのです。

コミュニケーションにも!

ブラッシングはわんちゃんとのコミュニケーションをとるための時間でもあるんです!スキンシップをとることで、信頼関係を築いていきます。

老犬の場合は、血行促進という目的も。ブラッシングをしたり、身体を触ってあげることで血行をよくし、健康維持にもつながるのです。

短毛犬にもブラシは必要?

短毛犬は、長毛犬のように毛玉や毛のもつれができることはありません。ですが、先ほどもご紹介したように短毛犬にもダブルコートの犬種がいます。柴犬やウェルシュコーギー、フレンチブルドッグなどですね。換毛期がある犬種は毛が良く抜けるので、抜け毛を除去する必要があります。

毛が短くても死毛を放置しておくと、蒸れて皮膚炎につながってしまうのでやはり抜いてあげたりとってあげないといけません。

注意
短毛種は、毛が短い分ほこりや汚れなどが皮膚についてしまうことが多くあります。皮膚が油っぽくなってしまったりするのでブラッシングによって皮膚のケアをしてあげることが大切です!

皮膚のマッサージという感じで、血行促進やコミュニケーションの一環としてブラッシングの時間をとってあげるといいですよ!強くゴシゴシすると痛いので優しくなでるように行いましょう。

ブラシの種類と選び方豚毛などの特徴も

ブラシには用途によって様々な種類があります。それぞれ使い方や適した犬種が違いますし、艶を与える・毛玉をとるなど、それぞれの特徴もあります。
正しい知識と使い方でより良いブラッシングを心がけましょう。

ピンブラシ

:ピンの先が丸くボール状になっている
用途
・毛並みを整える
・軽く絡まった毛をほぐす
特徴:当たりがソフトなので皮膚への負担が軽い
向いている犬種:長毛種

毛並みを整えるのに長毛種に使われることが多いブラシ。絡まっていたり、ひっかかりを感じるときは毛先の方からゆっくりと、とかしてあげましょう。毛並みに沿って優しくブラッシングするのがポイントです。

皮膚へのフランを軽くするために、根元のクッションがしっかりとしているピンブラシを選びましょう。

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ラバーブラシ

:歯の形状にゴム製の突起が並んでいる
用途
・抜け毛や死毛の除去
・マッサージ
特徴:撫でるだけでごっそり毛がつく
向いている犬種:短毛種・長毛種
※画像は長毛用

ラバーブラシは、とにかく残った抜け毛が大量にくっついてくるので気持ちがいい!マッサージ効果もあり、血行促進にもなります。
さらに嬉しいポイントは、ゴム製やシリコン製で水洗いができ、毛が簡単にとれるところ。衛生面でもいいですね。

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獣毛ブラシ(豚毛など)

素材:牛・馬・豚・猪などの被毛で作られている
用途
・毛に艶をだす
・ハリと弾力をもたらす
・ブラッシングの仕上げに
特徴:静電気が起きない。化学繊維に比べて負担が少ない
向いている犬種:短毛種・長毛種

獣毛ブラシはブラッシングの仕上げに使うと、毛にハリと弾力、そして艶が出て見た目がとっても良くなります!
椿オイルなどを少量たらして使うと見違えるほどにつやっつや(*´Д`)

短毛種や、皮膚の弱い子には優しく撫でてあげるように使用しましょう。

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スリッカーブラシ

:針金のような、くの字に曲がったピンがたくさん並んでいる
用途
・毛のほつれや毛玉をほぐす
・ほこりなどを取り除く
特徴:ピンの幅が狭いので毛玉をほぐすのに最適
向いている犬種:長毛種

ピンブラシよりもピンの間隔が狭く、針金のように細いので毛のほつれや毛玉をほぐしていくことができます。

毛玉は、まとめて無理やり取ろうとするのではなく、少しずつ毛の先の方からほぐしていきましょう。

毛が短い犬種ですと、皮膚を傷つけてしまう恐れがあるので向いていません。また、スリッカーブラシはすぐに毛でいっぱいになってしまうので小まめに取り除きましょう。

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スクラッチャー

:Tの字型の目の粗いコームの形
用途
・抜けている毛を除去する
・アンダーコートの除去
特徴:毛の深い部分からいらない毛を除去できる
向いている犬種:長毛種(ダブルコート)

ダブルコートの長毛犬や、ふわふわした毛のわんちゃんに向いています。毛の深い部分に当て、さくっさくっと手早く掻くように毛を取り除きましょう。

先が尖っているものも多いので使用する際には十分注意してください。心配な方は先が丸くなっているものを選びましょう。

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コーム

:くし状の形
用途
・飾り毛や毛並みを整える
・抜け毛の除去
・足周辺のノミダニをとる
特徴:粗目と細目になっている。折れにくい。
向いている犬種:長毛種、(短毛種)

長毛犬の毛並みを整えるのによく用いられます。
足周辺などのノミダニチェックなどは、短毛種にも使用できます。

詳しくはコチラ▽
犬のコーム、プロ仕様がおすすめ!100均のは?使い方も。

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手袋(グルーミンググローブ)

:手袋の形
用途
・抜け毛や死毛の除去
・マッサージ
特徴:手袋にラバーブラシがついている。撫でるだけで毛がくっつく
向いている犬種:長毛種、短毛種

ゴム製で手袋型をしたものです。これで犬の体を撫でると、抜け毛がごっそりくっついてきます!ブラッシングが苦手なわんちゃんにもおすすめです。撫でるだけなのでわんちゃんも気持ちよさそうにしますよ(*’ω’*)

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犬の毛玉取りにおすすめなのはどのブラシ?

ブラシにも沢山の種類がありましたね。こうしてみてみると、毛玉を取るのに最も適しているのはスリッカーブラシだということが分かります。

スリッカーブラシとコームを併用したりして、毛玉の先から少しずつ解きほぐしていきましょう!

絶対に無理やり引っ張ったりしないでくださいね。痛いと感じると、わんちゃんはブラッシング自体が嫌いになってしまいます。

皮膚が引っ張られると痛いので、手で毛の根元を抑えながらゆっくりととっていきます。スプレーを吹きかけてから行うとほぐれやすくなりますよ!

スプレーは手作りでも!▽
犬のブラッシング(グルーミング)スプレーを手作り!無添加は安全?おすすめの方法は。

毛玉は小まめに取りましょう

毛玉ができやすいところといえば、毛がこすれやすい部分です。
例えば、首の周り・お腹・内股・脇の下など。毛玉を放置していると、通気性が悪くなり蒸れたり汚れが溜まる原因となります。

何度も言っていますが、痒み・痛み・皮膚炎になる可能性も高くなってしまいます。

さらに、毛玉の数が増えたり大きな毛玉ができてしまうとほぐすのに時間がかかります。長時間のブラッシングはわんちゃんにとってもストレスになることが多いので、毛玉は見つけたらすぐにとる・毛玉ができないように小まめにブラッシングをすることを心がけましょう!

まとめ

ブラシの種類、毛並みをよくするものや毛玉取りに適しているものなど、色々ありましたね。必要な用途に応じて正しいブラシを選べるように知識を身に着けておきましょう( `ー´)ノ
ブラッシングが苦手なわんちゃんには、コミュニケーションの一環として毎日ブラッシングの時間を少しずつ取るようにしていくといいですよ♪ブラシっぽくない、なでるだけの手袋なんかとてもおすすめですね。

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