犬の散歩はしつけで。拾い食いや吠えるを解消!引っ張ると咳が出るのは大丈夫?

犬のお散歩は、きちんとしつけて、拾い食いや吠えることをさせないようにしましょう。引っ張ると咳が出るけど大丈夫なの?そんな疑問も解消していきますので、ぜひ最後までご覧になってみて下さいね。

ぜのぜの

吠えるのだって、引っ張るのだって理由がある!
でも、今はボスを信頼しているから着いていけばいいんだってことを学んだんだな!

犬の散歩にしつけが必要な理由

子犬のうちに、犬同士のコミュニケーシを学び、人間と触れ合い、世の中のいろんな音やものなどに慣れる必要があります。生後3ヶ月までの、子犬の時期に経験したことは順応しやすく、あまり怖がらなくなります。

反対に、部屋や、ゲージから出さないでいると、神経過敏になってしまい、初めて見るものや聞き慣れない音を怖がるようになり、引きこもりか、逃走をするようになります。

お散歩は、ワンちゃんが社会性を身につける絶好の機会なのです。

お散歩中は、交通ルールを守り、周囲の人や民家に迷惑をかけないようにしないといけませんので、躾は必須です。

小さな子犬の頃は、周囲のものを怖がるので、飼い主の後を必死について来ます。しかし、付いてくるからと言って絶対にリードを離してはいけません!抱っこで外に出るときも、リードは絶対にしておきましょう。外は何があるか分かりません。怯えて逃げてしまうことだってあるのです。

しばらくして慣れてくると、引き綱を引っ張って、ワンちゃんが先頭を歩きたがるようになります。一番良い歩き方は、リーダーウォークと言って、犬が引き綱を引っ張らず、自発的に飼い主の横に寄り添う歩き方で、警察犬の歩き方です。

犬を散歩させるときは、原則として、飼い主が飼い犬に引き綱をつけて、一緒に歩かないといけません。これは、動物愛護法、及び環境省告示である、「家庭動物等の飼育及び保管に関する基準」によって、定められています。

さらに、各都道府県では、犬を屋外に連れ出す時の独自の条例が定められています。詳しくは、市役所やかかりつけの獣医師に聞いてみましょう。

リーダーウォークの歩き方を学ぶ時期は、成犬ならばすぐで、犬が1歳未満の子犬の場合、生後9週齢くらいから、生後16週齢くらいで学び終えることを目安にすると良いでしょう。

犬が散歩で拾い食いや吠えるのは何で?

犬が散歩で、犬が拾い食いや吠えるのは、何故なのかをご説明していきます。

なぜ犬は拾い食いをするの?

まず人間と違って、犬には地面に落ちているものが汚いとか、病気が感染するかもしれないとかいう感覚がありません。食べることは生きる上で必要なことなので、自然な行動といえます。拾い食いは悪いことという意識はなく、犬にとっては普通のことです。

また、狩猟本能を刺激されて拾い食いをするという場合もあります。ネズミが目の前を通ったら、本能的にパクリとする犬もいます。目の前の動くものに、反射的に反応してしまいます。特に好奇心の強い犬やテリアや猟犬は、そういう行動をとることが多いようです。

だからと言って、拾い食いは危険です!

拾い食いが悪い理由は、汚いだけでなく、人間の薬や害虫駆除用の毒餌などをうっかり飲み込んだら、生命の危険があります。犬は食べ物でないものを口に入れることもあり、異物誤飲といって、開腹手術が必要になることもあります。

割り箸やビニール袋などを飲み込んで、消化されずに胃や腸に詰まったり、消化器官を傷つけたりすると、手術しなくてはいけません。また、内部寄生虫といって、人獣共通感染症にかかる恐れがあります。

なぜ吠えるの?

犬のオリジナルを狼とするならば、犬は人間のために役立つ部分を引き上げられ、改良され、狩猟や牧畜などの仕事をするために、多彩な種類が誕生してきた動物です。

いわば、人間の為に吠える特質が強調された動物です。人間に知らせる、侵入者を追い払う、獲物を追い詰めるなどの仕事を担う犬は吠えやすくなっています。反対に、トイプードルやフレンチブルドックなどの吠えにくい犬種もあります。

犬が散歩で引っ張る。咳が出るのは大丈夫?

ワンちゃんがリードをぐいぐい引っ張ります。あなたは、いつもいつもワンちゃんの言う事を聞いて、ワンちゃんの行きたい方向に行く訳にも行かないので、止めようと引き綱を引きます。

すると、首が締まってしまって、ワンちゃんが咳込んでしまうでしょう。

これは大丈夫ではなくて、下手をすると、首に損傷がかかることで、首を損傷したり、呼吸器を痛めることになりかねません。特に、小型犬は気管が狭いため、気管虚脱になってしまうこともあります。

このようなことが無い為にも、きちんとした躾が小型犬にも必要なのです。飼い主として正しい態度で飼い犬に接し、正しい躾をすることで、信頼関係を構築する必要があります。

MEMO
気管虚脱とは、気管が圧迫されることで押し潰され、空気が正常に流れなくなる状態のこと。首輪を引く引き綱によって、首が締まってしまったり、興奮しすぎの時や、水を飲んだ時に、乾いたような咳が出たり、豚鼻のようなフガフガした音を出したりします。また、首周辺の筋力の低下から、老犬にもみられる病気で、重症化すると死に至る病気です。放置せず、愛犬の様子がおかしいときは獣医師の指示を仰ぎましょう。

犬の散歩の悩みを解消するには!

以上のような、犬の散歩の悩みを解消する方法をご紹介します。

拾い食いを止めさせる方法

拾い食いを止めさせるには、まず室内環境を整え、片付けます。キッチンに生ゴミや昨日の食べ残しなど、食べられる物が置いてある場合は、キッチンを出入り禁止にしたほうが無難。

我が家では、キッチンと、玄関のところにペットゲートを設置しています。

室内犬で、生ゴミは外のゴミ箱に入れる、食べ残しは冷蔵庫の中に保存するならば、キッチンを漁られることもないでしょう。

野菜は食べてしまう犬と食べない犬がいます。犬の鼻先が届かない場所に保存。タバコ、化粧品、薬品類、観葉植物なども、犬の鼻先が届かない場所に保存すべきです。

化粧品や洗剤などのある洗面所やランドリーは、入室禁止にしたほうが良いでしょう。汚れた水を飲まれても困るので、風呂場も入室禁止にします。車庫では、ラジエーター水が有毒ガスなので、片付けてください。

室内で拾い食いをしない癖をつけて、散歩では常に飼い主に視線を注目させるようにします。

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しつけの方法

リードをたるませて、飼い主の横を歩くリーダーウォークをさせて下さい。(リーダーウォークのやり方は、記事後半でご紹介しています)

犬が横を歩く事で、飼い主が犬より先に拾い食いしそうな物に気づくことができます。

散歩の時には、飼い主を意識させながら、歩きます。時々、合図を出して飼い主に注目させる練習をします。

行動をストップさせるコマンドを教える
マテ、ストップ、ヤメナサイなどは行動をストップさせるコマンドとして使用されます。許可なく勝手に口に物を入れさせないようにしつけます。口に入れる前に飼い主にお伺いをたてることを教えます。

口から出させる合図を教える
パクっと口に入れてしまった時、 ダセ、チョーダイなどの合図を教えて、飼い主が犬の口の中に手を入れることを許すトレーニングをします。マズルコントロールも、わんちゃんがお口を触らせるようになるトレーニングです。(まずるコントロールのやり方は、まだ別の記事でご紹介していきます。)

このトレーニングをしていないと無理矢理、口の中に手を入れると噛まれる可能性があります。初めは口の周りから触っていき徐々に慣れさせていきましょう。

注意
はじめは抵抗するわんちゃんもいますが、このとき絶対に負けてはいけません。こうしたら開放してくれるんだ!と覚えてしまうのです。上手にできたら沢山ほめて、おやつをあげて人を噛んではいけないことを教えさせましょう。

このように、口の中を触らせてくれるようになれば、誤って口の中に物を入れた場合でも、「ダセ」と言って出させたり、口の中から取り出すことができますよ♪

ぜのぜの

ぜのもはじめは抵抗したよ。でも、ボスには逆らっちゃダメっていうか、今ではあんなに抵抗していたのがバカみたいに思えてくるよ…(笑)

普段から、犬のいる環境に注意を払って、犬より先に危険を察知するようにしましょう。散歩中に犬が口に入れそうなものがあったら、引き綱を短く持ち、避けて通らせましょう。

吠えるのを止めさせる方法

無駄吠えといいますが、吠えに一つも無駄なものはなく、必ず原因や理由が存在します。

しかし、現代社会において、都心部であれば、犬を番犬として飼うお宅はむしろ少なくなってきて、愛玩犬として飼うお宅に方が、圧倒的に
多くなってきています。飼い主にとってもうるさいし、周囲の人にも迷惑なので、吠えないようにしつけておきましょう。

吠える原因によって、対処法が違ってきます。犬が吠える原因としては次のようなものがあります。

  • 欲求不満、要求
    かまって欲しい、遊んで欲しい、何か食べたい、散歩に行きたい、不快等
  • 分離不安
    留守番が嫌、屋外につなぎっぱなし等
  • 恐怖
    玄関のチャイム、来客、見知らぬ犬、足音、他の動物、車の音、雷の音等
  • 縄張り意識
    敷地に誰か入って来た、窓から誰かの姿が見えた等

しつけの方法

吠えても放っておく。
いくら吠えても言う事を聞かないということを分からせます。

長時間一人でいられる訓練
わんちゃんの精神的自立がされていないのでわんちゃんが一人で快適にいられるように工夫をします。

目隠しや音の遮断
窓をカーテンで目隠しすることや、玄関のチャイムを鳴らないようにすることや、わんちゃんを車の音などが聞こえないところで生活させることです。

ゲージ内だけが縄張りと思わせる
わんちゃんが家全体を縄張りだと思っているので、クレートやハウスを与えて、クレートやハウス、もしくはゲージ内だけが縄張りと思わせることです。

リーダーウォークをしてみよう

まず、リーダーウォークに必要なグッズは、首輪またはハーネス(胴輪)、そして飼い主が握る引き綱が最低限、必要になります。

まずは、リーダーウォークをする前のしつけの手順をご紹介します。

1. 屋内にしつけ部屋を用意
2. アイコンタクト・おいで・来いを教える。
3. オスワリを教える。(マテでも可)
4. 足先を触らせるようにする。
5. 自分の右側に呼び寄せる。
6. 自分の左側に呼び寄せる。
7. ツイテとヒールを教える。
ヒールとは、飼い主の左側に寄り添って、飼い主を追い越さないように歩かせることで、ツイテとは、右側を歩かせることです。
8. ハーネスや首輪に慣らす。
初めはリボン等でも構いません。首に何かを付けることに抵抗をなくしましょう。
9. リードを付けて歩くことに慣らす。
リードを付けた状態で、各コマンドを練習します。

次に、実際にリーダーウォークを行ってみましょう。

リーダーウォークを練習する際に、罰とご褒美を用意します。愛犬と信頼関係が築けていたら、特に必要ない場合もあります。

1.人は黙って正面を見て歩く

2.犬が行こうとする方向と逆らって歩く
続けていると、自分が行きたい方向に行けずに飼い主についていかないといけないということを学習します。

3.犬が人を見て歩くようになる。

4.人が止まり、犬も止まったらほめる。

頭の良い動物なので、信頼していたら、言う事を聞いてくれますし、気も使ってくれます。ご褒美と罰を与えて、引き綱がピンと張ったら嫌な事がある、引き綱が緩んだ状態ならば良い事があると思い込ませることです。

まとめ

以上、犬の散歩についてまとめてみましたので、参考にして下さい。 愛犬との信頼関係があれば、毎日のお散歩もとっても楽しくなりますよ♪
特に、リーダーウォークはお散歩するうえで基礎中の基礎!と言っても過言でないほど大切です。とっても楽になるので試してみてくださいネ。

ひとこと

ぜのぜの

ぶっちゃけ吠えるのだって引っ張るのだって、体力いるんだよねぇ~。信頼して着いていった方が楽なのさ~
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