犬の白内障、手術はする?しない?費用とリスクは。保険適用の場合も。

犬や猫も人間と同様に白内障を発症します。決して 珍しい病気ではありません。今回は、白内障の手術についてご紹介していきます。保険適用とそうでない場合の費用や、手術のリスクが一番気になるところですよね。また手術をしないとどうなるのかも知っておきたいところ。

ぜのぜの

どのわんちゃんにだって起こり得る目の病気。うちは大丈夫じゃなくて、知識の一つとして知っておいて欲しいんだな。

犬の白内障とは

白内障とは様々な原因で水晶体タンパクが変性して混濁した状態をいいます。レンズの部分が変化して濁ってしまい、二度と元に戻らなくなる病気です。

加齢により水晶体が衰えたり遺伝や白内障以外の眼の病気の影響で白内障になることがあります。見た目でわかるのは水晶体が白くなる点です。しかし6~7歳になると水晶体の中心部が老化し白く見えることもあるので愛犬の目が白っぽいかな?と思ったら動物病院を受診し獣医さんの判断を仰ぎましょう。

こんな症状に注意

①目の炎症
目ヤニがついていたり涙の分泌量が多くなったりする症状が現れます。

②つまずく・嫌がる
白内障の初期症状としては階段を上り下りするのを嫌がったり、また目が見えにくくなるので散歩中につまずいたり物にぶつかりやすくなったり壁伝いに歩くようになったりと行動にも変化が見られます。

白内障のサイン
・よく物にぶつかるようになった
・散歩をしたがらなくなった
・眼球に濁りがでてきた

白内障には加齢とともに発症する老年性白内障や若いうちに発症する若年性白内障などがあり、どちらも遺伝的な要因があると言われています。

症状が進行すると失明する危険性もあります。目を傷つけても発症することがあるので、物がたくさん置いてある場所や植え込みなど目を傷つけやすいようにしてあげることが白内障の発症リスクを下げることになります。

★間違えやすい病気に注意
核硬化症と症状が似ていますが、これは水晶体の加齢性変化なので、視力がなくなることはありません。白内障は水晶体が白く濁って視力が低下する病気です。

白内障にかかりやすい犬種は?

すべての犬に起こり得ますが、その中でも特にかかりやすいと言われている犬種が以下の通りとなります。

グレート・デーン、ミニチュア・ダックスフンド、シェパード、ゴールデンレトリバー、ヨークシャテリア、フレンチブルドッグ、チワワ、マルチーズ、シーズー、プードル、シベリアン・ハスキー、柴犬、ビーグル、ゴールデン・レトリーバー、ボストン・テリア、ポメラニアンなど

先天性・若年性壮年性と様々です。また、他にもかかりやすい犬種が多くいます。しかし、白内障はどの犬にも起こり得ます。なりやすい犬種に名前がないからと言って、油断はしてはいけません。

犬の白内障って手術は必要?

最初の治療としては目薬で病気の進行を遅らせるのが一般的です。また眼にいい成分を配合したサプリメントを与えるのもいいと言われています。特にビタミンCの不足は水晶体の衰えを加速させて白内障を始めとした疾患の発症を高めてしまう恐れがあります。

目薬だけでは根本的な完治にはなりません。
外科的な治療が必要になります。

MEMO
犬は元々視力の弱い動物で人間で言えば近視ということになります。犬は鼻が良く人間ほど視力に対する依存度は強くありません。犬は人間と違って盲目になることが人間と比べると生活に重大な影響を与えるわけではないからです。

犬の白内障、治療しないとどうなる?

白内障を治療せずに放置すると変性したたんぱく質が水晶体から溶け出すことがあります。それが水晶体起因性ぶどう膜炎という合併症を起こす危険があります。

他にも、緑内障や水晶体脱臼、網膜剥離といった合併症を起こす危険性もあるので治療をせずに放置するということはオススメできません。白内障は放置しておくと水晶体の白濁が進行し炎症を起こしたり他の目の病気にかかる恐れがあります。手遅れになると治療そのものができなくなる可能性もあります。

ぜのぜの

ぜのたちの変化は、いつも一緒にいるボスが一番分かっているから放置はしないで欲しいな。

白内障かもしれないと感じた場合はできるだけ早く動物病院を受診しましょう!

手術をしないとどうなる?

手術をしないと白内障の合併症になる可能性が高くなり視力が回復することもありません。

MEMO
人間と異なり犬の白内障の手術には全身麻酔が適用されるので体が衰えた老犬の場合や体調の優れない犬の手術を行うことができない可能性もあります。 手術を症状が進行していて手術をしても視力回復の見込みがない場合は手術は行わず白く濁った水晶体を取って人工レンズを入れる方法もあります。

犬の白内障の手術のリスクは?

短時間で終わる手術だからといって手術のリスクがない訳ではなく手術だと100%成功ということはありません。

もちろん多くの場合は良好な結果が得られますが麻酔前の一般検査や眼科検査などを十分に行い不安な点は獣医さんと十分にコミュニケーションをとると不安もなくなるでしょう。

ぜのぜの

しっかりと、納得するまで説明を聞いた方がいいよ。

手術の成功率とは

は白内障眼球の健康度によって決まります。眼の評価は手術に関する危険性と利点を判断できる獣医眼科医が行う必要があります。白内障の手術は比較的高い成功率ですが合併症を引き起こす場合があるということも知っておかなければなりません。

外科手術を行うことで水晶体の濁りを取り除くことで白内障を治すことができますが、手術をすれば視力がずっと維持されるわけではありません。最近の報告では白内障の手術が成功した犬でも数年以内に失明する可能性があるとのことです。

MEMO
手術後にもっとも大切なことは安静を保つことです。ゆっくり歩く程度の散歩でしたら可能ですが激しい運動は控えた方がいいです。

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犬の白内障の手術の値段。保険適用も。

犬種にもよりますが手術の前後に入院を数日間します。白内障になったら手術をするかどうか、手術をしない内科的治療のどちらを選択するかによって、通院の頻度は異なってきます。

手術を行った場合は3〜4日程度の入院が必要で投薬と点眼治療を行い術後の状態や合併症の有無によって1〜2週間間隔で定期的な検査を2ヶ月程度行うといったことが必要です。

白内障の手術は片目で30〜40万円が相場
両眼の手術では50万以上かかります。

白内障の手術でかかるおもな内訳
・入院費
・手術費
・術前の精密検査
・術後の通院
・投薬
・合併症がある場合はその治療費

金額は動物病院によって異なるので獣医さんとの相談が必要で、あとは加入しているペット保険によって金額は変化してくると思います。

白内障の手術は難しく、専用の器具や設備などが必要となることが多く犬の眼科手術は一般の動物病院ではほとんど行っておらず眼科専門のクリニックに行く必要があります。そもそも動物の眼科専門医の数はあまり多くはないため手術ができる場所は限られています。

保険に入っていない場合

ペット保険に加入することで最適な治療を受け続けられ治療の選択肢を増やすことができるので飼い主の経済的な負担も軽くなるペット保険の果たす役割は大きい。愛犬が万が一病気やケガをして手術になってもいいようにペット保険への加入をオススメします。

保険に入っている場合

先天性疾患だと保険金支払対象外のペット保険もあるため事前に保険内容の確認が必要です。獣医師さんと相談して診断書を書いてもらって、それを保険会社に送ると保険金の支払いが認められることもあります。

犬の白内障、予防はできるの?

犬の白内障は珍しい病気ではなく加齢にしたがってかかる病気の一つです。また若い犬でも犬種によっては遺伝的にかかることもあります。

現在のところ白内障の予防法は確立されていません。

しかし加齢によって進行してゆく糖尿病では高血糖が水晶体を白濁させ血管や神経が劣化することで進行するという結果などから考えると抗酸化作用や免疫力を高める作用をもつ物質を取ることで白内障を予防できるのではないか、と考えられています。

MEMO
ビタミンD、ビタミンB、ビタミンE、ルテイン、プロポリス、アガリクス、βカロテン、ビタミンCなどが挙げられ、これらの栄養素を含んだ白内障予防サプリメントを飲ませるのが今のところ効果的な白内障の予防と言われています。

手術は獣医さんと相談しよう

白内障は手術前と手術後に点眼や内服投与などが必要なため治療に協力的でない犬は手術をすることは難しいでしょう。例えば臆病で触られることを嫌がる犬や気性が荒い犬、治療に対しては協力的でも入院室で静かにしていられない犬や手術後にエリザベスカラーの装着を異常に嫌がる犬は注意が必要です。

白内障になった犬がみんな手術を受けられるわけではありません。年齢や白内障の進行度、合併症などを考慮して手術するかどうかを慎重に決めることになりますので、必ず獣医さんと相談しましょう。

さいごに

一番大切なのは早期発見と早期治療です。早期に発見するためにも定期的に目の状態を観察したり普段とは違いどこかにつまずいたりといった症状がないかを見ていればいいと思います。もしそういった症状が見られた場合はすぐに動物病院に受診して早期に治療を開始しましょう。白内障は早期に発見できれば手術をして視力を回復できる可能性は高くなります。愛犬の目の様子や行動に注意しましょう。

ひとこと

ぜのぜの

ひとごと(犬事)ではなく、こういった知識を身に着けておくことはとっても大事だよ!
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