中国から新型コロナウイルスについての報告が相次いでいます。日本国内での感染者数も増えており、不安が止まりません…。犬を飼っている方は、ペットにもうつってしまうの?と心配の方も沢山いらっしゃることでしょう。実際に、香港で飼っていた犬が感染したことから始まり、日本でも感染が確認されました。対処法はどうしたらいいのかをご紹介していきます。
ぜのぜの
ぜののボスは、いつもマスクしてる。ぜのたちはマスクできないから、うつるんだとしたら不安だよね。
新型コロナウイルスって?
引用:Kirishin
中国の武漢市で感染者第一号が発見され、現在爆発的に流行っている新型コロナウイルス。別名では武漢肺炎とも言われていますね。
このコロナウイルスは、2019年の12月で中国で報告されてから驚異のスピードで広がっています。
コロナウイルスには7種類あり、そのうち人に感染するのは3種類。つまり、人に感染したことが分かっているウイルスの3番目ということですね。
新型コロナウイルスの感染経路は動物
では、感染はどこから広まったのでしょうか?
現在確定となる証拠は見つかっていないようですが、動物由来であるということが濃厚となっています。
今回の新型コロナウイルスは、コウモリ由来であったSARSの遺伝子配列に似ているため、コウモリが起源となったのではないかと言われています。
ぜのぜの
新型コロナウイルスは犬などのペットにも?
わんちゃんや猫ちゃんを飼っているお家は、新型コロナウイルスはペットにもうつるのかと、1度は考えたことがあるのではないでしょうか。
犬に感染したというニュースが報道されたこともあり、不安は大きくなるばかりです。
ぜのぜの
ペットにうつった事例
犬などのペットにもうつるのかと心配されていた新型コロナウイルスですが、残念ながら感染してしまったという情報が出てしまいました。
2月下旬に香港の60歳の女性で新型コロナウイルス感染が確認され,その人が飼育する老齢のポメラニアンの鼻と口の材料に新型コロナウイルス感染の弱い陽性反応がみられました.これがウイルスの付着によるものか,感染なのかを調べるため,その後のウイルスの存在を追跡したところ,複数回の弱陽性反応が出たことから,香港漁農自然護理署(AFCD)は犬が「低レベルの感染」をしていると結論しました.同時にこの所見は大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家たちによっても確認され,「人間から動物への感染例の可能性が高い」とされました.
引用:JAHA
香港での感染した事例ですが、飼い犬が感染した事例はこれが初めてです。
今回は、人から感染したと言われています。幸い、新型コロナウイルスの症状は出ていないようですが、人から犬にも感染する事例もあるということが分かりました。
日本でも感染が確認
日本でも、2頭の犬の陽性報告がされてしまいました。
ペット保険会社の「アニコムホールディングス」によりますと、7月下旬、新型コロナウイルスに感染した人のペットを預かる取り組みで首都圏の2世帯からそれぞれ預かった2匹の犬について、PCR検査で、いずれも「陽性」になったということです。
引用:NHK
会社によりますと、ウイルスが付着しただけの可能性も否定できないため、実際に感染したかどうかは確定できないということで、2匹の犬は、いずれも症状は出ておらず、このうち1匹はすでに陰性になったということです。
ついに日本でも陽性報告がされてしまいました。2匹とも症状が出ていないとのこと。また、動物は数日で陰性になるという報告もあります。
こういったことから、飼育放棄などにつながらないように呼び掛けています。
ペットが感染源になることは?

動物由来だし、犬にもうつることが分かったということは、犬が感染源になってしまうことはあるのでしょうか?
我が家も犬を飼っているため、調べてみました。
その結果は・・・
犬が感染してしまった香港の政府によると、今のところはペットがウイルスを媒介するデータはありませんとのこと。
また、感染者数が一番多い中国でも犬からうつったという事例は報告されていません。
現時点ではこのような見解です。当たり前のことですが、「危険だから捨てる」、「犬が悪い」など過剰反応しないようにしてください。
犬が感染するとどうなる?
もしも自分のペットが感染してしまったら、どのような症状がでるのかも気になりますよね。
まだ、犬の感染はごく僅かなので絶対にこの状況になるといえるわけではありません。
香港で感染した犬は、新型コロナウイルスの症状を全く見せなかったとのことです。
犬の新型コロナウイルスの対処法
日本国内でも沢山の感染者が出ていますが、その中にはペットを飼っている方も多くいらっしゃると思います。
マスクが完全な予防というわけではありませんが、人間は予防のためにマスクを着用しますよね。ですが、ペットはマスクをすることはできません。
ペットを守るために私たちができることは…
- 外出を避ける
- 人の多いところでお散歩しない
- ペットホテルなどの利用は避ける
予防法は、やはり外出を避けるということ。ですが、毎日お散歩をさせないと犬もストレスが溜まってしまいます。
家の中で排泄できない子も、散歩は絶対に必要です。
毎日のお散歩は、極力人と接触することを避け、家の周りや人通りの少ないところを選びましょう。
ドッグランやペットホテルなど、犬以外にも人が多く集まるところも、ウイルスが終息するまでは避けたほうがいいでしょう。
ぜのぜの
犬が新型コロナウイルスに感染してしまったら?

犬が感染してしまったという事例は現時点でほとんどありません。
感染が確認された香港では、感染してしまったペットを症状がでていなくても、14日間隔離するという措置が施されました。陰性となっても隔離は続けられているとのことです。
幸い、日本で感染した事例は今のところありませんが、今後は隔離などの措置が取られることと思われます。ペットに感染しないことを祈るばかりですが、今後も新しい情報が入り次第随時更新していきます。
まとめ
新型コロナウイルスの感染の広がりがすさまじく、やはり愛犬が一番心配です。今回感染した事例は、わんちゃんがたまたまもらってしまったと言われています。愛犬を守るのは飼い主あなたしかいません。また、犬を飼っていない方も犬が感染源だと勘違いしないでください!飼育放棄、ペットを悪者にすることは絶対にやめて下さい。いつも通りの対応で、極力人混みを避けて生活しましょう!
ひとこと
ぜのぜの