犬の目やにが臭い?緑や黒、茶色の原因は?白い粘りの場合と取り方も。

犬の目やにが臭かったり、目やにが多い。犬を飼っている人なら経験があると思います。緑や黒や茶色の原因や、白い粘りの場合の原因も徹底解剖。また、固まってしまった目やにの取り方なども説明していきます。

ぜのぜの

起きたときとかに目やにがでることってあるよね。ぜのも変な目やにが出た経験があるよ。色によって原因が違うみたいだから知っておいた方がいいね。

犬にも目やに。どうして出るの?

愛犬と暮らしている方ならご存知だと思いますが、犬も目やにが出ることがあります。
健康な人からも目やにが出るように、健康な犬からも目やには出ます。その場合は病気ではないので、 目についている場合は、ティッシュかガーゼで優しく拭き取ってキレイにしてあげましょう。
また、目やにの色にも気をつけて下さい。後述の、目やにの色による注意点を参考にして、異変があったら早めに受診しましょう。定期的な目やにのチェックは欠かさず行うようにしましょう。

目やにが出るのはなんで?

古い細胞や老廃物を排出するために出されるもので、これは生理現象です。目やには、結膜から出るムチンという粘液を主成分とするもので、目を外部の刺激から守る役割をしています。起床時に多く発生し、瞬きをすることによって、塊になり目頭に溜まリます。

ぜのぜの

目やには小まめに取ってね!

涙やけは?

涙やけは、主に涙や目やにが多く発生することで起こります。正常な場合、目やにをそのままにしてしまい、細菌などが発生してしまった場合にも、涙やけが起こります。涙が流れ続けてしまっている場合にも、涙やけが起こります。いつもより、目やにの量が多かったり、目やにの臭いがしたりする場合は、目の病気が潜んでいる可能性があるので、注意して下さい。

犬の目やにが臭いのはなぜ?

目やにが臭い場合は、病気の可能性があるので、早めに受診しましょう。

原因

主な原因
何故目やにが臭くなるのかというと、正常な場合でも目やにには水分や適度な温度がある為、雑菌が繁殖しやすい環境にあります。
その為、目やにを放置しておくと、悪臭が発生することもあります。

トイプードルなどの涙の多い犬種は、目やにが臭くなりやすいので、ブリーダーが勧めるには毎日数回拭いてお手入れをしてあげることです。

目やにの臭いが強い場合は、病気の疑いがあるので、早めに獣医師に受診させて下さい。

犬の目やにの色

わんちゃんの目やにの色によって、わんちゃんが眼の病気かどうかを見分けることが出来ます。寝起きに目やにが出るのは正常ですが、寝起き以外で目やにが大量に出るのは、目やにが何色であっても、眼の病気の疑いがあります。

黒・茶色の場合

主な原因
目やには、結膜から出るムチンという粘液を主成分とするもので、目を外部の刺激から守る役割をしていて、起床時に多く発生し、瞬きをすることによって、塊になり目頭に溜まるのです。

前述のとおり、目やにが出る原因は、古い細胞や老廃物を排出するためです。
目やにの色が黒や茶色の場合は、生理的なものなので、特に問題ありません。

考えられる病気

目やにの色が黒や茶色の場合は、基本的に病気などを心配する必要はありません。

白やグレーの場合

こちらも基本的に、生理的なものが原因で特に問題ありません。

考えられる病気

目やにの色が、白や薄いグレーの場合も、基本的に、病気などを心配する必要はありません。

黄色や緑の場合

一番注意すべきなのは、黄色や緑色や黄緑色の目やにの場合です。何らかの病気や感染症が隠れている場合があります。

主な原因
目やにの量が多量だったり、黄色や黄緑色だったり、ベタベタしたものはすべて異常のサインです。病気や感染症が隠れていることが考えられるので、この色の目やにを見たら、すぐに動物病院にわんちゃんを連れて行きましょう。

考えられる病気

考えられる病気には、次のようなものが挙げれらます。

結膜炎
結膜は、白眼の表側からまぶたの裏側まで覆う粘膜です。外界に接している部分が多い為、刺激を受けやすく炎症を起こしやすい部分です。結膜炎の原因は、多くが細菌やウィルス感染によるものです。また、アレルギー・角膜炎・ドライアイ・まつげの異常なども原因の一つです。風邪をひいたり、免疫力が低下していたりする場も、ウィルスや細菌に感染しやすく、結膜炎を併発することがあります。
症状:結膜が赤く腫れる・涙が増える・黄色や黄緑色の目やにが出る

角膜炎
角膜は黒目の部分を覆う透明の膜で、外部環境から目を保護するとともに、光を透過させる働きをしています。この部分は擦ったり、異物が入ったりすることで、傷がつくと炎症が起こります。ブルドッグやシーズーなどの鼻が短い犬種は、目をぶつけて、角膜を傷つけて炎症が起こりやすいと言われています。
症状:眼に強い痛みを生じる・涙の量が多い・目やにが多い
放置すると、角膜の表面が白く濁り輝きがなくなり、更に進行すると、角膜に穴が開き失明する。

ドライアイ
涙腺の異常により、涙が充分に得られないと、角膜や結膜が炎症を起こします。

まつ毛の異常
まつ毛の生え方が異常だと、まつ毛が角膜にあたり、角膜炎を起こします。

麦粒腫
まぶたの縁にあるマイボーム腺は、皮脂を分泌し、涙の蒸発を防ぎ、涙がこぼれ落ちるのを防ぐ役割をしています。マイボーム腺が細菌に感染し、化膿したものを麦粒腫といいます。別名:ものもらい、めばちこ
症状:まぶたが赤く腫れる・痛みを伴う・涙や目やにが増加

眼瞼内反症・外反症眼瞼内反症
まぶたの縁の一部、もしくは、全体が内側に反転して、まぶたの被毛が眼球に接触してしまうものです。眼瞼外反症は、まぶたの縁が外側にめくれてしまうもので、先天的なものがほとんどです。ブルドッグやセントバーナードなどによく見かけられます。

他には、緑内障・白内障・ぶどう膜炎などの怖い病気の場合もあります。

犬の目やに、粘りがある場合は?

犬の目やにで、ベタベタした粘性のあるものは異常のサインです。
病気の場合の目やにで大量に出て最初はゼリー状ですが、そのうちに乾いて、瞼やまつ毛や、周りの毛や皮膚にこびりつきます。少しでも気になることがあれば獣医に相談しましょう。

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犬の目やにの取り方

目はとても繊細な部分なので、目やにを取る際には、細心の注意を払いましょう。眼球に、直接触れないようにしましょう。

目やにの取り方

硬く毛に絡まってしまっている場合
①ぬるま湯などで、湿らせたガーゼやコットンでふやかしながら、軽く拭いてあげましょう。
②目やにで絡まっている毛の根本をふやかしてあげて、コームでとかせば簡単に取れます。
無理に引っ張らないように!
黄色や黄緑色の目やにが溜まっている場合
①ティッシュやガーゼの角で吸い取るように、拭いてあげましょう。
②獣医師による処置が必要な場合もあるので、必ず動物病院に相談して下さい。

麦粒腫や結膜炎などの場合は、目薬で治すこともあります。

目薬を処方されたら。

いざ目薬をさそうとすると、犬が嫌がって逃げたり、飼い主自身が怖くて目薬をさすことができなかったりしませんか?

鼻先を掴んだりアゴを掴んだりする方法は、アイコンタクトなどの訓練をしていないと難しいです。アイコンタクトができても怖がってしまう子は沢山います。
おやつを与えながら、目薬をさす方法が一番簡単でしょう。

★ポイント
一番簡単な方法は、おやつを与えながら、わんちゃんがおやつに気を取られているうちに、犬の後ろに回り込んで目薬をさす方法です。
「後ろから」というのが重要!

なかなか眼に当たらないのですが、何度か試すとさせるようになります。
おやつを与えながら、片手で犬を抑えつつ、もう片方の手で目薬をさしてもいいですが、抑えつけなくても特に動かない子もいます。
うまくいけば、「おやつを食べていたら、上から水が落ちてきて、眼に入った」という風に思ってくれるので、有効な方法です。
目薬は常温に温めてからさした方が、犬がビックリしないので良いでしょう。

ぜのぜの

ぜのは、なんか水が落ちてきたなぁと思ったらおやつもらえた!今はもうさしてないけど、目薬とやらを見るだけでテンション上がるのだ!

普段と違う場合は獣医さんに相談しよう

とにかく、異常な色や量の目やにを見たり、眼が異常に充血していたり、わんちゃんが眼を擦ったり、痛がったりのような異変を発見したら、すぐに獣医師の診療を受けさせましょう。

ぜのぜの

ぜのもいつもと違った目やにが出たことがあったらしくて、その時はすぐにお医者さんに連れていかれたよ。

さいごに

ワンちゃんは、自分で病院に行って治療してもらうことが出来ないので、必ず飼い主が、日々体調などをチェックして、おかしいなと思うことがあれば、獣医師の診療を受けさせるべきです。 特に眼は大事なので、異変を見過ごさないようにしたいものです。

ひとこと

ぜのぜの

なんでもなかったっていうのは結果論だよ。ちょっとでも気になったら病院で診てもらってね。
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